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2021-6-17


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妊娠中のお口の変化

東浦和のちょっとお節介な歯医者さんが配信する

お口の豆知識情報発信ブログ「むぅブロ」

を今日もご覧になっている懸命なる読者諸君、こんにちは。

今日は休診日でした。

ということで、来たる6月22日に柏市にて歯科医院を新規開業する川島先生にお会いして来ました。

川島先生とは、ある歯科のセミナーで偶然お会いして、年齢も開業する時期も近くすぐに意気投合しました。

僕より少しお若いのですがすごく勉強されていて、患者さんのことを親身に考えているとてもいい先生です。

もし柏市民の読者様がいらっしゃいましたら、是非ともお口のお悩みを相談しに行っていただければと思います。

そんな川島先生の奥様は歯科衛生士さんなのですが、現在妊娠中で8月に出産予定とのことでした。

そこで今回は「妊娠中の治療」についてお伝えします。

妊娠されてから

・歯が痛い
・歯ブラシすると血が出る

などの症状が出たことはありますか?

症状がある場合は
治療が可能な場合がありますので
体調のいい日にぜひいらしてください。

麻酔やレントゲン撮影などは
基本的に胎児への影響は
問題ないとされています。

場合によっては
飲み薬の処方がありますが、
種類や量を慎重に選んで処方しています。

では治療の種類について
順番にご説明しますね

虫歯の場合

虫歯の治療は深さによって
治療内容が変わります。

・初期虫歯

歯を削って樹脂や詰め物をする治療は
普通の人と同じように治療できます。

出産時期に痛みが出てしまうと困るので
虫歯がある方はズキズキ痛みが出る前に
早めの治療をおすすめします。

・神経を抜く治療

ズキズキ痛みがでてしまったり
虫歯が大きく進行している場合は
神経を抜く治療が必要です。
妊娠中にズキズキ痛みが出てしまった場合も
麻酔をして神経治療が必要になります。

・抜歯する治療

虫歯の深さによっては修復困難で
抜歯になるケースもあります。
最初にお伝えした通り
麻酔をすることは問題ないですが、
特に親知らずの抜歯は生え方によって
治療に時間がかかり、術後に痛みが
強くでてしまうことがあります。
基本は応急処置で痛みを取り除き
産後に抜歯するケースが多いです。

歯肉炎や歯周病の場合

妊娠中は女性ホルモンの働きが活発になり
ホルモンバランスが崩れるため、
免疫力が低下して
歯周病菌が増殖しやすくなります。

そのため、約半数の妊婦さんに
歯茎の腫れや出血の症状がみられます。
実際に症状がなくても
歯医者で検診すると歯肉炎と
診断される方が多いです

少しでも口内細菌を減らすために
体調をみて一度クリーニングを
行うことをおすすめします。

治療の時期

一般的には安定期と言われる
妊娠中期(妊娠5カ月~7カ月頃)を
おすすめします。

妊娠初期はつわりなどの影響で
体調がすぐれない日が多く、逆に
妊娠後期はお腹も張りやすく
治療中寝ることで体勢が辛いことも
あるためです。

痛みがひどい場合など
緊急を要する場合は応急処置も
できますので、時期に関わらず
ご相談いただければと思います!

妊婦歯科検診の実施

さいたま市では2021年7月1日から妊婦歯科健康診査が始まります。

母子手帳を受け取る際に受診表がもらえます♪

妊娠中に1回、無料で

・虫歯の検査
・部分的な歯周病検査

が受けられます。

先ほどお伝えした通り
ホルモンバランスの乱れで
虫歯や歯周病のリスクが高い時期ですので
症状がなくても受診をおすすめします!

もちろん当院は妊婦歯科健康診査の実施医療機関ですので、ご予約をお取りいただけます。

この機会に一度、お口の健康確認をしてみませんか?

東浦和の歯医者さん

むらまつおとなこども歯科

院長 村松輝晃


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